第9回日本心血管協会(JCVA)学術集会

会長挨拶

静岡県立大学薬学部分子病態学分野 教授
森本 達也

第9回日本心血管協会学術集会開催にあたって

2023年8月吉日

第9回日本心血管協会(Japan Cardiovascular Association, JCVA)学術集会を2024年5月25日(土)・26日(日)の2日間にわたり、静岡県立大学草薙キャンパスにて開催させて頂くことになりました。

国際心血管薬物療法学会(International Society of Cardiovascular Pharmacotherapy, ISCP)は、1989年に京都でCardiovascular Pharmacotherapy International Symposium (CPIS)が開催されたのを機に、国際学会として発足しました。2012年より各国の支部会による活動がスタートし、日本におきましては、NPO法人国際心血管薬物療法学会日本部会(J-ISCP)が立ち上がりました。J-ISCPは、2018年、ISCP本会を国立病院機構 京都医療センターの長谷川浩二先生が会長を担うなど順調な発展をとげ、2019年より、認定NPO法人日本心血管協会(JCVA)と名称を新たにし、全国各地で市民公開講座を開催するなど、精力的に心臓血管病予防の啓発活動に取り組んでおります。

今回の学術集会のテーマは、「心血管病の橋渡し研究ー分子から患者さんへー」とさせていただきました。すなわち、心血管病の治療薬探索のため、基礎研究から見つかった将来の医療をより良くする可能性があるシーズを、適切にかつ迅速に開発して有効性と安全性を検証し、患者さんのための治療、診断などに実用化することです。基礎研究と臨床研究の両方のシンポジウムなどを予定しております。是非ご参加いただき、明日からの医療へつなげていただけましたら幸いです。

この時期の静岡は、気候が穏やかで山や海の幸が満載です。新茶だけでなく静岡おでんや桜エビ、シラス、さらには日本酒など、ディープな静岡で皆様のお腹と頭、さらには心を満たす2日間にできると確信しております。皆様のご来静を心よりお待ち申し上げます。