会長挨拶

第3回 J-ISCP(国際心血管薬物療法学会日本部会)学術集会開催にあたって

平成28年12月吉日

東京医科歯科大学医歯学総合研究科先進倫理医科学分野 教授
吉田 雅幸

この度、国際心血管薬物療法学会日本部会J-ISCP(Japan Section for International Society of Cardiovascular Pharmacotherapy)第3回学術集会を開催させていただくこととなりました。

ISCP(International Society of Cardiovascular Pharmacotherapy)は、1989年に京都でCardiovascular Pharmacotherapy International Symposium(CPIS)が開催されたのを機に国際学会として発足し、2001年に第10回学術集会が京都で開催されました。これまで循環器領域の病態解明や新規治療に関する最先端の情報が集まる国際学会として発展してきましたが、2012年より世界の各地域で独自の活動を展開することになり、日本ではNPO法人J-ISCPが発足いたしました。国立病院機構京都医療センターの長谷川 浩二先生を中心に活動をはじめ、これまでに多くの先生方にご賛同いただいております。
2015年6月の京都での第1回J-ISCP学術集会に続き、今年(平成28年)6月には徳島大学の佐田 政隆先生が第2回J-ISCP学術集会を開催されました。そして、来年(平成29年)6月17日(土)、18日(日)に東京・学術総合センターにおいて第3回J-ISCP学術集会を開催することになりました。

第3回J-ISCP学術集会では、これまでも開催されたアジア地域とのジョイントシンポジウムに加え、台湾心臓病学会(Taiwan Society of Cardiology)とのジョイントシンポシンポジウムも計画しています。その他にも現在注目されている新規脂質異常症治療薬や抗血栓治療薬など循環器疾患の最新知見を集めた多くのセッションを予定しています。海外からゲストスピーカーを招聘する準備をすすめており、4年後にオリンピック開催を控える東京で国際色豊かな学術集会にしたいと考えております。

ご参加いただける皆様と活発な議論が行われる有意義な集会になることを期待しております。また、会場で皆様にお会いできることを心より楽しみにしております。

東京医科歯科大学医歯学総合研究科先進倫理医科学分野
教授 吉田 雅幸