第7回日本心血管協会(JCVA)学術集会

会長挨拶

陽だまりの丘なかむら内科 院長
中村 真潮

第7回日本心血管協会(JCVA)学術集会開催にあたって

第7回日本心血管協会(JCVA)学術集会を、2022年5月14日(土)・15日(日)の2日間にわたりWEBで開催させていただきます。

新型コロナ診療におきましては、全く手探り状況の中、開業医・勤務医を始めとした患者診察に携わる方々の最前線での経験がオンタイムで共有され、また大学などの先生方の迅速なる最先端の裏付け研究が現場を支えてきました。その結果、日本は新型コロナ感染症の致死率を著しく低水準に抑え、さらにワクチン接種の普及により明るい兆しが見えてきました。一方、新型コロナは心血管系と感染症の連関という新たな視点をもたらしました。新型コロナを乗り超えた先には、心血管病学の新たな時代が来るものと期待しているところです。

そこで、今回のテーマを「最先端と最前線~コロナを超えて、未来の心血管薬物療法~」とさせていただきました。私は開業医として会長を務めることになりました。アカデミックな部分では歴代会長の先生方には及びませんが、開業医の視点で医療従事者や国民に発信できることは少なくありません。特に新型コロナ禍の医学医療において、最先端と最前線がともに集い議論することは時宜にかなったものと考えます。

学術集会ではUp-to-dateなセッションを計画し、心血管予防医学・薬物療法の普及とさらなる発展により、国民の健康と福祉に寄与できればと存じます。皆様におかれましては、是非とも積極的なご参加をお願いいたす次第です。

どうぞ宜しくお願い申し上げます。