第6回日本心血管協会学術集会

会長挨拶

佐賀大学医学部循環器内科教授・内科学講座主任教授
野出 孝一

第6回日本心血管協会学術集会開催にあたって

2020年11月吉日

謹啓

 時下、先生方におかれましては益々ご隆盛のこととお慶び申し上げます。この度、2021年4月24日(土)~25日(日) に第6回日本心血管協会(JCVA)学術集会をWebにて開催させていただくこととなりました。

 日本心血管協会は、1989年に京都でCardiovascular Pharmacotherapy International Symposium(CPIS)が開催されたのを機に、国際学会として発足しました。2012年より各国の支部会による活動がスタートし、日本においては、NPO法人国際心血管薬物療法学会日本部会(J-ISCP)が立ち上がりました。

 今回で6回目の開催となりますが、今回の学術集会のテーマは、「新常態の心血管病治療学」とさせていただいております。コロナ感染の状況の下、循環器疾患の予防・治療・管理が益々重要となってきております。コロナ感染による重症化には心血管不全の悪化が関与しているという事が報告をされております。従って心血管不全の薬物治療がコロナ感染の予防を左右する可能性もあります。

 本学術集会においても、薬物療法による心臓血管疾患の予防ならびに予後改善を目指して、診断、適切な治療に関わる幅広い叡智を結集し、本学会の目的達成に向けて努力したいと考えております。

 形式はWeb開催になりますが、現地開催に負けないくらいの内容でプログラムを構成しておりますので、多くの方のご参画を期待しております。

謹白

佐賀大学医学部循環器内科教授・内科学講座主任教授
野出 孝一