第四回J-ISCP年次学術集会 国際心血管薬物療法学会日本部会(J-ISCP)

会長挨拶

第四回J-ISCP(国際心血管薬物療法学会日本部会)
年次学術集会 会長 池田 隆徳
東邦大学大学院医学研究科循環器内科学 教授

第四回J-ISCP年次学術集会開催にあたって

2019年1月吉日

時下、先生方におかれましては益々ご隆盛のこととお慶び申し上げます。この度、2019年6月8日(土)~9日(日) に第四回国際心血管薬物療法学会日本部会(Japan Section for International Society of Cardiovascular Pharmacotherapy:J-ISCP)年次学術集会を東京コンファレンスセンター・品川にて開催させていただくこととなりました。会長の大任を拝しまして、大変光栄に感じていると同時に、身の引き締まる思いがいたします。

国際心血管薬物療法学会(International Society of Cardiovascular Pharmacotherapy:ISCP)は、1989年に京都でCardiovascular Pharmacotherapy International Symposium(CPIS)が開催されたのを機に、国際学会として発足しました。2012年より各国の支部会による活動がスタートし、日本においては、NPO法人国際心血管薬物療法学会日本部会(J-ISCP)が立ち上がりました。

2015年からは、医師や薬剤師などの医療関係者を対象とした学術集会を開催しております。第1回J-ISCP学術集会は京都医療センターの長谷川浩二先生、第2回J-ISCP学術集会は徳島大学の佐田政隆先生、第3回J-ISCP学術集会は東京医科歯科大学の吉田雅幸先生によって開催されました。2018年はISCP本会が京都医療センターの長谷川浩二先生会長で行われたため、J-ISCP学術集会はスキップし、今回で4回目の開催となります。これまでの学術集会はいずれも活況を呈しており、心血管薬物療法に関する教育・研修と薬物療法による循環器疾患予防医学・治療学のさらなる発展を目的として、有効な学術情報の交換の場となっております。

今年より、J-ISCPは認定NPO法人日本心血管協会(JCVA)と名称を新たに、これまでと同様に全国各地で市民公開講座を開催するなど、精力的に心臓血管病予防の啓発活動に取り組んでおります。

今回の学術集会のテーマは、「薬物療法の介入による心血管病の克服」とさせていただいております。本学術集会においてもこれまで以上に、薬物療法による心臓血管疾患の予防ならびに予後改善を目指して、診断、適切な治療に関わる幅広い叡智を結集し、本学会の目的達成に向けて努力したいと考えております。

6月8日(土)の夕方には、会員懇親会を東京コンファレンスセンター・品川のレストランSomething Deliciousで行う予定です。余興も企画する予定ですので、学術集会とともに満喫していただければ幸いです。東京・品川で皆様にお会いできることを心より楽しみにしております。

謹白