認定NPO法人国際心血管薬物療法学会日本部会
一般市民の皆様へ

■ 理事長よりご挨拶

―市民の皆様への社会貢献を目指して―
日本心血管協会(JCVA)理事長のご挨拶

 この度、長谷川初代理事長の後任として、NPO法人日本心血管協会(英語名:Japan Cardiovascular Association; JCVA, じぇーしーぶいえー)理事長を拝命しました。

 心臓病や脳卒中といった心血管病は全世界で最も重大な死因となっており、この二つの原因で毎年1,750万人の命が失われています。日本でも心臓血管病は死因の2位と3位を占めています。また、要介護となってしまう原因の約25%が心血管病であり、平均寿命と比較して、「健康寿命」を男性で約9年、女性で約12年も押し下げています。さらには、心血管病は医療費の約20%を占め第1位となっております。そのため、高齢化社会を迎えた日本にとって、心血管病対策はとても重要な社会問題となっており、国は「健康寿命の延伸等を図るための脳卒中、心臓病その他の循環器病に係る対策に関する基本法」を2019年に成立させ、循環器病対策を推進させています。この社会の動きに、私たちJCVA(じぇーしーぶいえー)も貢献していきたいと思っています。

 心臓血管病は生活習慣病の最も重篤な合併症ですので、その予防と治療にはまず生活習慣病である高血圧、高脂血症、糖尿病などに関する正しい知識をもっていただき、適切な治療をすることが第一です。

 お薬による治療というと、皆様はどのようにお考えでしょうか。飲むのが怖いといった方もおられるかもしれません。でも薬を飲んだ場合と飲んでない場合を比較した臨床試験のしっかりとした証拠がたくさん集まってきました。そして血圧のコントロールや、悪玉コレステロールを少なくすることが、脳梗塞や心筋梗塞にならないための最も重要な治療であることがわかってきました。また命に関わる心血管病の基となるのは、血のかたまり(血栓:けっせん と呼びます)により血管がつまることです。心房細動という不整脈や、下肢静脈血栓症(エコノミー症候群とも呼ばれる)という見逃されやすい病気では、この血のかたまりがとても出来やすいのです。そして、血のかたまりをできにくくする薬は、これら命に関わる病気にならない手段としてとても重要です。

 JCVA(じぇーしーぶいえー)では、心臓血管病の重大さと、そのような心臓血管病にならないためにはどうすれば良いのかを、市民の皆様にわかりやすく説明させて頂き、心臓血管病の撲滅を目指したいと思います。各地で積極的にJCVA(じぇーしーぶいえー)市民公開講座を開催致しますので、是非、ご参加下さい。またホームページでも随時、市民の皆様に役立つ情報を発信して行きたいと思います。どうぞ宜しくお願い申し上げます。

JCVA(じぇーしーぶいえー)理事長
佐田 政隆


 
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